会長 東福寺 一郎
会長の東福寺でございます。ようこそ、当協会のホームページにお越しくださいました。まず沿革をお話しますと、公立短期大学という高等教育機関が誕生した1950年に17校の会員校をもって当協会は発足しております。そして、1955年までの間に、その数を43校へと増やしました。43校の設置された地域を都道府県別に分類すると、北は岩手県から南は鹿児島県までの28都府県に及び、また、その内訳を眺めると、女子専門学校を前身とするもの、実業系の学科をもつもの、夜間課程をもつものが多く、時代がそして地域が高等教育に求めていた、女子高等教育、実業教育、勤労者教育を具現化してきたことがわかります。その後、平成8年のピーク時には会員数は63校に達しましたが、以後20年の間に、4年制大学への転換や、場合によっては廃学により、その数を減らしてきました。

現在の会員校は15校と協会設立時よりも少なくなりましたが、決して公立短期大学の存在意義が失われたとは考えておりません。確かに、女性の4年制大学志向の高まりや科学技術の急速な進展、あるいは勤労者における高等教育機関卒業者の増加など、公立短大設立当初の柱であったものの土台が揺らいだことは否めません。しかし、私どもが自負するところは、低廉な学費で質の高い高等教育を提供し、場合によっては資格を取得させた上で、地域に有為な卒業生を送り出している点です。学生からも同様の評価を受けていることは、2013年に当協会が実施した調査においても明らかとなりましたし、地域社会から公立短期大学が期待される所以でもあります。

一方、国が短期大学に求める役割としては、「専門職業人材の養成」「地域コミュニティの基盤となる人材養成」「知識基盤社会に対応した教養的素養を有する人材養成」「多様な生涯学習機会の提供」が挙げられております。これらの役割はいずれも公立短期大学が従前より今日に至るまで果たしてきたものであり、将来的にもその役割を期待されているところであります。

さて、私が会長職を引き継ぐにあたり、前会長から、本会の重要な役割として次の4点を指摘されました。

1)行政機関等からの情報を収集して各大学にお知らせすること

2)大学間の情報交換を高めること

3)各公立短期大学の要望をまとめ各界に伝えること

4)短期大学の厳しい現実を当協会の皆様と話し合い、将来の公立短期大学像を探ること

この4年間、これらを肝に銘じて会長を務めて参りました。今後も、各短期大学がそれぞれの特長を生かし、地域における輝きを失うことなく存続していくための最善の方策を皆様とともに考えて参りたいと思います。どうぞご指導、ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。(津市立三重短期大学学長)