第69回(春季)通常総会が開催されました

 

 令和元年度第69回(春季)通常総会

 

全国公立短期大学協会(会長:鈴木道子 山形県立米沢女子短期大学学長)は、5月29日(水)、30日(木)の2日間、虎ノ門・日本消防会館「大会議室」(5階)を会場に第69回(春季)通常総会を開催、学長、事務局長、設置者等関係者31名が出席して行われました。

第1日目は、午後1時に開会、鈴木会長の挨拶の後、来賓及び新任学長、事務局長等の紹介が行われた。続いて、文科省、総務省及び内閣府担当課による挨拶及び施策に関する講演が行われ、まず、文部科学省高等教育局大学振興課三浦和幸課長から挨拶と「高等教育を巡る文教政策について」、高等教育段階の教育費負担軽減新制度PT鍋島豊主任大学改革官から「高等教育の修学支援新制度について」、総務省自治財政局財務調査課小谷知也理事官から「地方財政の課題等について」、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局神野えりか参事官補佐から「地方創生に資する大学改革に向けて」、それぞれ最新の行政課題についての講演が行われた。

「研究協議(1)」は、杉山寛行副会長(岐阜市立女子短期大学学長)の進行で進められ、長野県短期大学の横山憲長副学長から「閉学・法人化に伴う課題について」の発表と意見交換が行われた。

意見交換会は、東海大学校友会館において、伯井美徳高等教育局長及び浅田和伸文部科学戦略官の挨拶に始まり、三浦大学振興課長ほかの出席も得て、和やかに意見交換が行われた。

 

第2日目の午前9時からの「総会議事」は、(1)役員の選出では副会長に大月短期大学栁沢幸治学長が選任されたほか、理事には三重短期大学村井美代子学長、監事には川崎市立看護短期大学坂元昇学長が選任された。その他、(2)平成30年度事業報告・決算報告、(3)令和元年度事業計画・予算、(4)外部機関の委員等の状況報告、(5)功労者表彰、(6)公立短大70周年事業等が審議された。

 

「研究協議(2)及び(3)」は、杉山寛行副会長の進行で進められ、川崎市立看護短期大学高柳良太准教授から「著作物の教育利用について」、公短協顧問上條宏之氏から「歴史から見た公立短期大学の70周年に向けた課題」について、それぞれ発表があり、活発な意見交換が行われた。

「研究協議(3)」は、会員校提案の協議題により行われ、喫緊の課題である「高等教育段階の教育費負担軽減新制度に向けた取り組み状況」(三重短大)や、「入学前教育 」(三重短大)及び「賠償責任保険への加入及び弁護士との顧問契約」(米沢女子短大)について、大学振興課八島崇課長補佐からの助言も得て、熱心な研究協議が行われた。

午後3時、鈴木道子会長による総会の取りまとめと挨拶があり、盛会裡に総会を閉会した。(了)