平成30年度 第68回(春季)通常総会が開催されました

開会挨拶の東福寺会長全国公立短期大学協会 平成30年度第68回(春季)通常総会を開催

全国公立短期大学協会(会長:東福寺一郎三重短期大学学長)は、5月17日(木)、18日(金)の2日間、虎ノ門・日本消防会館「大会議室」(5階)を会場に第68回(春季)通常総会を開催、学長、事務局長、設置者等関係者34名が出席して行われた。

第1日目は、午後1時に開会、東福寺会長の挨拶の後、来賓及び新任学長、事務局長等の紹介が行われた。

開会挨拶の東福寺会長

はじめに文科省、総務省及び内閣府担当課による挨拶及び施策に関する講演が行われた。まず、(1)小谷知也総務省自治財政局財務調査課理事官よる講演「地方財政の課題等について」、

講演;三浦大学振興課長

講演;小谷総務相自治財政局理事官

(2)三浦和幸文科省高等教育局大学振興課長による講演「高等教育政策をめぐる現状と課題」、(3)森友浩史文科省高等教育局人生100年時代構想プロジェクトチーム主任大学改革官による「高等教育段階における負担軽減方策の検討状況について」、

講演;根橋内閣官房参事官補佐

講演;森友主任大学改革官

(4)根橋広樹内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局参事官補佐による講演「大学に関連する地方創生施策」が行われた。

「研究協議(1)」は、東福寺会長の進行で進められ、岐阜市立女子短期大学長杉山寛行学長及び島根県立大学短期大学部岸本強副学長による学長実践事例発表と質疑・意見交換が行われ、八島崇高等教育局大学振興課補佐から講評があった。

研究協議

「意見交換会」には30名が出席(会場:東海大学校友会館富士の間)、文科省からは瀧本寛大臣官房審議官、三浦和幸大学振興課長、八島崇課長補佐、早坂彩短期大学主任ほか担当官の参加を得て和やかに行われた。

 

第2日目午前9時からの「総会議事」は、

(1)役員選出では6人の理事を選任し、理事の中から会長に鈴木道子理事(山形県立米沢女子短期大学学長 )を、副会長に杉山寛行理事(岐阜市立女子短期大学学長)及び東福寺一郎理事を選任し、監事に中山欽吾(大分県立芸術文化短期大学学長)を選出した(任期は平成32年(春季)通常総会までの2年間)ほか、(2)平成29年度事業報告・決算報告及び(3)平成30年度事業計画・予算の承認、(4)外部機関の委員会等における活動状況(報告)、(5)功労者表彰、(6)事務所の移転(内神田事務所)等を了承。

 

「研究協議(2)」は杉山寛行副会長の進行で進められ、①高等教育行政の動向と公短協の対応について(東福寺一郎三重短期大学長)②入試選抜における英語の民間試験の活用について(鈴木厚人盛岡短期大学部学長)、③高等教育段階の負担軽減に関する方策(授業料の無償化)について(理事改定案)の研究協議が行われた。特に文科省の専門家会議で検討が進められている授業料の無償化については、「実務経験のある教員による科目の配置」、「外部人材の理事への任命」など支援の対象となる大学の条件、また、制度理念の在り方について約70分間に及んで熱心な議論が交わされた。

 

また、午後からの「研究協議(3)」は杉山寛行副会長の進行で進められ、会員校等提案の協議題(3件)について熱心な研究協議が行われた。<①地元就職向上のための取り組みについて(倉敷市立短期大学)②単位の実質化についての考え方(三重短期大学)③平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直し予告等に係る対応状況について(理事会提案)>

午後3時、鈴木道子会長による総会の取りまとめがあり、盛会裡に総会を閉会した。(了)